有限会社翠水

アラゴパウダー3μ

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アラゴパウダー3μ

アラゴパウダー3μ

2023/10/21

¥2,300 (税込)

 水槽管理が難しいとお悩みのあなたに朗報です。

 「アラゴパウダー3μ」を水溶液にして水槽に投入して下さい。皆さんがお飼いになっている水生生物の活性が高まり、寿命が延びます。水槽の環境も改善されます。皆さんのお悩みが少しずつ減って行くでしょう。また繁殖を目的とされるメダカやシュリンプ類などの稚魚や稚エビの姿が数多く見られるようになります。これは私を含め、多くのモニターの皆さんから寄せられたレポートにあります。

昨今の観賞魚業界の傾向として顕著なことの一つにに水槽の小型化が挙げられます。水槽内で生物を飼うときのもっとも基本的なセオリーは、なるべく大きな水槽でなるべく少しの生き物を飼うことに尽きます。水槽の小型化という風潮は、そのセオリーから遠ざかっていることになるのですが、住宅事情や核家族化などとの絡みで、小さい水槽しか持てないという現実を無視することもできません。業界はセオリーを棚上げして皆さんの要求に応えてしまったようです。それは皆さんの責任ではなく、私たちの生活環境の変化がもたらした必然なのかも知れません。それにしても水槽が小さいが為に飼えるものも飼えない、あるいは飼っている生き物に過大な負担を強いている実態があることを、飼育者として生物の命を預かる皆さんは知っておかねばなりません。

アラゴパウダー3μ」を入れさえすれば、その問題が解決されるのでしょうか?

その点についてご説明をさせていただきます。

 

そもそも貝化石とは

古代の海生貝類などが堆積した地層が隆起・陸地化に伴って化石化したものです。

粉砕して肥料や飼料にする他、近年では水系の環境改善資材などにも用いられ、かなりの成果を上げています。炭酸カルシウム、ケイ素やマグネシウムなど様々なミネラル成分、有機物や微量元素を含んでいますが、カキ殻などと同様に、もともとの海のミネラル成分をすべて備えているところに大きな意義があります。日本国内では北海道、福島、石川、富山、徳島、鹿児島などが主な産地として知られていますが、それぞれの産地により含有成分に微妙な違いがあるようです。「アラゴパウダー3μ」は富山県産の貝化石から作られています。

 

アラゴパウダー3μ」は貝化石を焼成処理後、粉砕して3ミクロン以下のサイズが重量比で80%以上含まれるように加工したものです。指先で触ってみるとつるつる滑るので、その細かさがよく分かります。

超微粉末にすると、貝化石は水に溶けやすくなり、その成分の多くが水に溶けて飼育水内のミネラル成分を増やします。貝化石には様々な微量成分が含まれているのですが、粒が大きいままですとなかなか水に溶けにくく、せっかくの有用成分が溶け出すことなく水底に沈んでしまうことになります。厳密に粒度分布を調べてみますと、1ミクロン以下のサイズが89%以上、3ミクロン以下のサイズでは97%以上も占めていることが明らかになっています。 (別表 貝化石 (5μm) の粒度分布をご参照下さい。)

生物には正常な発育と生命の維持活動をして行くために不可欠な無機元素があります。これらを必須ミネラルと呼んでいます。「アラゴパウダー3μ」には必須ミネラルの全てが含まれています。なぜならば貝化石の起源はもともと水中で生活していた様々な動植物ですから、彼等の体内成分の大部分が化石化して継承されているからです。

アラゴパウダー3μ」から溶け出した必須ミネラルを十分に取り込んだ植物プランクトン、動物プランクトンを餌として稚仔魚に与えれば、丈夫で健康な体格が形成され、生残率が飛躍的に向上します。またミネラルの多くは水生生物のえらや体表から吸収されることが多く、飼育水内のミネラル濃度を高めると、餌からは取り込むことのできなかった微量な成分を吸収できるようになります。卵から孵化したばかりの稚仔魚や稚エビでは餌として取り込む栄養素以外に体表から取り込むという吸収メカニズムが機能すると生体が生き残る可能性を高めてくれるようです。 (別表 貝化石の含有元素の定量分析表をご参照下さい。)

 

貝化石はアラゴナイトと呼ばれる結晶構造をしており、微細な多孔質で形成されています。

結晶表面に形成された無数の穴は水中の有機物や有害成分などを吸着します。また多孔質の穴のサイズはバクテリアの住み家に丁度良い大きさで、水に溶けずに水底に沈降した微粉末にはやがて大量のバクテリアが繁殖することになります。

アラゴパウダー3μ」はその特徴となっている多孔質構造に硫化水素、トリメチルアミン、メチルカプタン、アンモニア、亜硝酸、リンなどの有害物質を吸着し、やがて水底に沈降します。その際水中をただよう小さな懸濁物も取り込むため、パウダーによる白濁が消えた後は投入前より透明度が向上することがしばしばあります。懸濁物の多くは様々なバクテリアを含むことが多いので、「アラゴパウダー3μ」の微細な多孔質構造は彼等の格好の住み家となります。一緒に吸着された有機物はやがてバクテリアに分解されて水、炭酸ガス、窒素ガスなどとなって水槽環境から排除されます。

アラゴパウダー3μ」には溶けやすいミクロン単位の超微細な粒子と、ゆっくり溶ける少し大きめな粒子が混在することで、即効性と緩効性の双方が期待されることになります。

「アラゴパウダー3μ」を水槽水に投入すると、淡水では弱酸性から中性前後にpHを安定させます。海水では8以上の数値を継続させることができます。

 

必須ミネラルは飼育生物にとって不可欠なだけでなく、水槽内のあらゆるところに住んでいる様々な微小生物 (バクテリアから原生動物、ミジンコにいたるまでの全ての生き物) にも大切な物質です。ところが、長期間水槽を管理し続けていると、飼育水に含まれていたいくつかの成分が消費し尽くされてしまったり、あるいは何かの成分が過剰に溜まったりしてしまうのです。皆さんはこの問題を解決するために時々「水を換える」と思います。ところが最初の頃は月に1回、2回とまじめに換えていたものが、やがて3月に1回、半年に1回とその回数が減って行き、3年前から換えてないなどという強者も現れてくるのです。こうなると水槽の中はかなり悲惨な状況となってしまい、生き残っているのは金魚すくいの金魚くらいのものになってしまいがちです。

 

 水槽の主役は誰なのでしょう?。

 私はバクテリアのような私たちの目に見えない微細な生物たちであると考えるようにしています。彼等の活躍なくして水槽の平穏は保てないからです。人間の社会と一緒ですよ。私たちの目にとまらないところで多くの人たちが様々な仕事をしていることで、表の社会も日々無事に営まれていますよね。たとえば水槽の中に落ちた餌の食べ残しや魚の糞などがそのまま残れば、水槽内のバランスは数日にして崩壊してしまいます。そうならないのは目には見えない原生動物や無数のバクテリアなどがなんとかしてくれているからなのです。彼等は水槽内の様々な有機物を分解します。ところがバクテリアには口も歯もありません。どのようにしてこれらのご馳走を食べるのでしょうか?。彼等は体の外に消化酵素という物質を出して、有機物を小さな分子構造に分解するのです。自分の細胞膜を通過できるだけの小さいサイズにしなければ、ご馳走にはならないからです。この時バクテリアが作る酵素にも当然のことながらいろいろな「材料」が必要とされます。それには有機物の主要な構成要素であるC、H、O、Nなどのメジャーな元素ばかりでなく、ほんの一握りの、鼻くそほどのミネラルも必要とされるのです。そのわずかなミネラルの過不足が酵素作りの重要な鍵を握っているのです。従って微細な生き物たちが有機物を分解するという正常な営みを全うするためにも様々なミネラルの存在が欠かせないのです。

 ペットショップの店頭にはいろいろなサプリメントが置かれているのをご存じですか?どの容器にも「この成分が不足するとどうのこうの」という解説が書かれていますが、はたして皆さんはそれらの能書きを理解されてサプリメントを投入されているのでしょうか?

決してそのように律儀な飼い方をされている方はいないと思います。そんな小難しい理論など知りたくもないという方が大部分だと思います。でもそこに書かれていることは必ずしも嘘八百ばかりではないのです。多くは真実だと思って下さい。だから水槽の管理が難しくなってしまうのです。○○を何cc、△△を何cc入れなければなどと考えていたら、アクアリウムを楽しむことなんかできませんよね。そこで「アラゴパウダー3μ」の出番です。貝化石は大昔の動植物の化石ですから、生物に必要とされる微量な元素を生体内のバランスに近い形で抱えています。これを飼育水の中に供給すれば小難しいさじ加減など全く必要ありません。「アラゴパウダー3μ」はミクロン単位の大きさですから、ミネラル成分を簡単に溶かし出してくれます。

アラゴパウダー3μ」は水槽管理を簡単にしてくれます。すべての生き物が健康に生きて行くために必要としている様々なミネラル成分をさほどの手間暇を掛けずに飼育水に供給してくれるからです。

 

それでは使い方を覚えて下さい。

アラゴパウダー3μ」のパッケージの中には小さなスプーンが1個入っています。パウダーはスプーンすり切り1杯で約1gとなります。

適当量をペットボトルなどに入れて水道水を8分目程入れて、ボトルを振りますと、白い水溶液になります。そのまま放置すれば、透明な上澄みと白い沈殿物に分かれます。塩素は貝化石に吸着されて無害化されますので、そのまま投入できます。ドボドボと入れてしまっても特に問題はありませんが、弊社で販売しているマルチカップのような滴下容器を使ってポタポタとあるいはチョロチョロと落としていただければ飼育生物に与えるショックは少ないでしょう。良かれと思って投入する添加物も、急激な水質変化を伴う場合は飼育生物にはストレスとなるからです。また微細な沈降物でもいやがる無脊椎動物などには、攪拌後しばらく放置して透明になった上澄みのみを入れることもできます。

懸濁液を投入すると飼育水は一時的に白濁しますが、30分から1時間ほどで元に戻り、透明度は以前より改善されます。簡単ですね。これであなたの水槽はミネラルリッチで飼育生物や微生物が喜ぶ水質に近づきました。もちろん飼育水の善し悪しはミネラルの含有量だけでは云々できない複雑な要因があることは十分承知しています。でも少なくとも今すぐあなたができる改善方策としては、おそらく最も簡単で効果の高い方法だと思います。

 

 ご使用に当たっての重要な注意点

 アラゴパウダーは炭酸カルシウムを主成分とする貝化石から作られた商品です。炭酸カルシウムは水中で、炭酸イオンとカルシウムイオンとに分かれます。その結果、水の硬度を表す指標であるGH (総硬度) は確実に上昇することになります。KH (炭酸塩硬度) は実際にはアルカリニティ (アルカリ度) と呼ばれ、アルカリ性を維持する指標として用いるべきものですが、炭酸イオンの増加によって確実に数値が大きくなります。つまりpHの低下を抑制し、あるいは上昇させる効果があります。

海水魚やシクリッド、金魚、コイなどではこの現象は全く問題にならず、むしろ歓迎すべき結果がもたらされるのですが、弱酸性で軟水を好む熱帯魚や水草水槽などへの過度の投入はマイナスに作用する場合がありますので、添加量は微量に、あるいは添加間隔を広く取って下さい。

海水の無脊椎動物の中には水の濁りを嫌う種がいます。アラゴパウダーの粒径はほとんどが3μ以下なのですが、それでも (濁りを嫌って) ポリプを閉じてしまう場合には、白濁させた水溶液の上澄み部分だけを投入して下さい。またカルクワッサー (水酸化カルシウム飽和溶液) の添加方法のように、ポタリポタリと点滴のように落とし込みますと急激な水質変化を起こすことはありません。マルチカップのご使用をお奨めする理由です。

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